機械商社としての本領発揮!?今回は、中村留精密工業製のSC-100の新品!の機械搬入です。
遠路はるばる、石川県の本社工場からやってきたこの機械。まずは搬入前の準備として、工場の中に設置スペースを確保するところから始まりました。
機械商社の本領発揮!入念な準備期間は数か月以上
今回の機械搬入、実は夏頃にはすでに「いつ頃になりそう?」という話題が、社内では出ていました。そして実際の搬入は11月の終わりですから、実に3か月以上の日数がかかっていることになります。
その理由は、こうした大型の工作機械は、注文を受けてから実際の組み立てを行い、動作確認等を行う期間が必要となるからです。
実際に搬入の見通しが立ったら今度は、中島氏とお客様との間で、工場内でのレイアウトを検討しました。
<中島氏とお客様とで検討した工場内のレイアウト>
まずは、スペースづくりから?
今回、お客様が新しく購入し、搬入することになった機械は、恐らくこの工場内で一番大きな機械となるようです。
工場内には、すでに5台の工作機械と、それぞれにバーフィーダーがあり、なかなかの混み具合。そこに新しい機械、しかもどれよりも大きな機械を入れるわけですから、まずは搬入経路も含めて「スペース」を空ける必要があります。そう、今ある機械たちを「隅っこに寄せる」という大きな仕事があるのです。さらに、工作機械たちの電源もすべて取り外しておく必要があります。
そこで中島氏は、機械搬入の前々日から現地入りし、電源の取り外しを行いました。
<作業の段取りを相談するお客様と中島氏>
そして前日には、中島氏が手配した運送屋さんに協力していただき、工場内の機械移動と、この工場ではお役御免となった機械の搬出を行いました。
<設置スペースを空けるために機械を移動中>
搬入前日は、朝9時から作業が始まり、終わったのが16時過ぎ。
もともと5台あった工作機械+バーフィーダーのうち、1組を工場から搬出し、ほかの4組を工場内の隅へ移動しました。
<隅っこへ移動された機械たち>
新しい機械を待ちわびて?
「今頃、どの辺を走っているのかな?」そんなことを話しながら、お客様と中島氏、そして相馬氏は、広くスペースの空いた工場の中で、明日の搬入に向けて、段取りの最終確認をしました。
<新しい機械の到着を静かに待つ工場>
ここで、ちょっと疑問に思ったことを中島氏に聞いてみました。
そ、そんなにか!
中島氏曰く、新しい機械を搬入するには、機械メーカーや運送屋さんなど、複数の企業の人が関わっているとのこと。
ではそれをまとめ上げるのは誰なのか。「もちろん、うちだよ」と中島氏はいいます。私の頭の中を整理してみると、ちょうどHUBの中心となるところに中島氏がいるようです。
機械を設置するためには、電気工事も必要ですし、エアー配管の調整も必要です。設置後に水準器を使って「水平になっているかどうか」も確認する必要があります。
これらの工程、実はすべてを中島氏がコントロールしています。
何となく頭の中が整理できたところで、明日はいよいよ新しい機械の搬入です。
この続きは、後編で!
今回のお客様はこんなところ
<三美金属工業株式会社>
〒350-0323 埼玉県比企郡鳩山町小用744−1
TEL:049-296-0449
【お客様の声】
今回の機械は、「自分で決めた初めての新しい機械」です。実は結構前から「こんなことができる機械が欲しい」と考えていて。実際にこのSC-100に決めて、中島さんに相談したんですよね。中島さんと僕は年も近いから、いろいろと話しやすいですし(笑)。
ケーエスアイさんに機械の入れ替えとか搬入をお願いするのは、今回で3回目。もちろん、修理も何度かお願いしていますけど、こうした搬入などでもいろいろ段取りをしてくれるのか嬉しいですよね。修理だけではなく、機械の移動や新規の搬入も手伝ってくれるので、助かっています。